ここでは2005年9月29日から全国一斉発売となったムーヴの10周年特別仕様車ム-ヴVSについてご紹介しています。納車・撮影時期が冬季だったためタイヤがスタッドレス+13インチ鉄っちんホイールの写真がほとんどですがご容赦くださいませ。
MOVE VS 4WD: 2006/03/05
写真の車は、ムーヴVSという10周年特別仕様車です。ま、モデルチェンジ前の最後のてこ入れですね。標準系ムーヴのLをベースに外観上では特徴的な“フロントメッキモール”や“フロアスカート”、“サイドストーンガード”、“ルーフエンドスポイラー”などのおまけがてんこ盛りにされています。ベース車の標準系ムーヴは女性が乗っていても違和感の無い親しみやすいデザインでしたが、VSはでフロントグリル上部にメッキモールを設けてグリルを大きく見せることによって、精悍な顔立ちになっています。また、大きなライトやメッキグリルなどの採用でちょっぴり高級感が漂います。前に立ってみると、運転席に軽自動車ではちょっと見かけないような大きなメーターフードがあって他車にはない上級感を出しています。黒をイメージカラーとすることによって、そこはかとなく「ちょい悪オヤジ」の雰囲気も漂います。軽自動車にしてはなかなか立派な顔つきですね。
基本的なフォルムは標準系と同じです。フロントを直線的にスラントさせることによって短いながらもしっかりとしたボンネットを持ち、全体的にスニーカーのようなフォルムになっています。写真の車はオプションでサイドピンモールをあしらっており、それでなくても短く見えるトールワゴンの軽自動車ですから、多少なりとも長く見えるように工夫してみました。フロントのメッキモールとあいまって、どことなく立派にみえる上級感漂うフォルムに仕上がっています。ま、その割りにサイズは軽自動車なので狭い道や車庫入れ、バックなんかも楽々です。運転がへたな私の場合、狭い駐車場で神経を尖らせて必死の形相で枠に納める登録車と比べると、気分的にはぐっと楽になりました。ちなみに、写真ではフロントバンパーにディーラーオプションのフォグランプを装着しています。
それでは横から見てみましょう。VSのオプションで装着される各種エアロパーツはカスタムシリーズと若干違いますが、どノーマルの標準系に比べれば多少スポーティーに見えル程度のもになっています。ムーヴはそれなりにガラス面積を大きくとってあるので小さなお子さんを乗せても外がよく見えますので退屈しません。フロントドアガラスにいたってはボディの厚みと同じくらいの高さがありますが、中が見えすぎるとなんだか落ち着かないような気がしなくもないのでワイドバイザーをつけてやや抑えています。ワイドバイザーは雨の日の喫煙者の必須アイテムですし。それにしても外観からみても室内寸法を十分に取っているのが伝わってくるデザインですね。写真を見るとわかるとおり、ボンネットの長さは非常に短くタイヤ1つ分の長さもありません。しかし、前述の通りボンネットをスラントさせて実際の寸法より少し長く見るように工夫されています。ちなみにムーヴはグレード体系が整理されていて、廉価グレードのL、充実装備のX、ターボエンジンのRという非常にシンプルな構成に、今回お買い得グレードのVSを追加したことによって女性のみならず男性にも訴求できる体系になったのではないでしょうか。最近のダイハツ車はグレード展開がとても整理されていて、わかりやすくなりましたね。
この角度から見ると意外とホイールアーチに力強い印象があることがわかりますね。このボディカラーは、ブラックマイカというVSのイメージカラーですが、なかなかいい色ですねぇ。光線のあたり具合によってはマイカ塗装がきらきら光りますし、黒は風景が鏡のように映りこんでとても美しいです。ただ、黒い車の鏡面仕上げは“磨いた!”って自己満足に浸れていいんですけど、磨きキズや汚れも目立ちやすいし、洗車には気を使うし、付き合っていくのは結構しんどいです。ははは。ま、このほかVSにはこれまでカスタム系にしか用意されていなかったスチールグレーメタリックや専用色のルージュレッドクリスタルメタリックなどの新色を用意して標準系との差別化を図っています。VSは男性の利用を強く意識しているからかイメージカラーを“黒”という非常にスタンダードなものを選択しています。写真のリアバンパー上部に白っぽく見えてみるのはオプションで付けたリアバンパーステップガードです。趣味の釣りへ行ったときに砂のついたクーラーバッグなどで傷を付けてしまわないよう一応つけときました。といっても実際には釣り道具は後席に乗せてしまうのであまり意味はありませんでしたけど、ちょっとしたアクセントにはなっていると思います。
リアビューは、スタイリッシュパックを装着した標準系ムーヴと同じでカスタムシリーズとはかなり印象が違いますね。ナンバープレートがバンパーについていて、なんとなく旧型のイメージを残しています。また、マイナーチェンジで後退灯がバンパーに移動、先代カスタム系のイメージに似た感じになっています。また、後退灯が移動したことでマイナーチェンジ前と比べるとリアコンビランプのウインカーが大型化しています。ただ、後退灯の位置が低すぎてやや暗い感じがあるのと、やや内側によっているのでバンパーそのものはワイド感を演出することには役立っていません。ただし、全体的には無駄の無いすっきりとしたデザインで、それなりに幅広く大きく見えます。また、マフラー部分が下向きにカットされ、デザイン上外からは見えないいわゆるマフラーレス仕様になっているのでとてもすっきりしています。ダイハツの軽自動車はリアバンパーを長めにとってあって機構部品が見えないように工夫されているのがいいですね。雨天走行時の跳ね上げもいくらか少ないですし。
次は外装パーツなどです。
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