まいかぁの部屋

ATRAY CRUISE 4WD

 ここでは、1993年からの3年少々乗っていたアトレーをご紹介します。まだデジカメがろくに普及していない時代で、写真も大して残っておりませんけれども、以下に思い出話とともにつづってみたいと思います。

ATRAY CRUISE 4WD のご紹介

 実は、この車を乗る前にスバルのレックスに乗っていました。ただ、いわゆるボンバン(軽商用)仕様の3ドアハッチバックで、後席に大人を乗せるのはほぼ不可能。このころの家族の状況としては、ツレと子供が4歳と1歳。1歳が赤ちゃんのうちはまだ何とかなったんですけれども、さすがに1人前の座席を占有するようになるとさすがに買い換えることになりました。……なんて、この当時はまだチャイルドシートが義務付けされていませんでしたから、赤ちゃんのころはツレが抱っこしたまま無理やり後席に乗せていたりしたんですよねぇ。もちろん、車が車でしたから遠出することはありませんでしたけれども、今考えるとちょっと怖いですね(笑)

ATRAY CRUISE 4WD のご紹介

 そんなわけで買い換えたのが写真のアトレークルーズでした。選択時の要求事項は人が4人ちゃんと乗れることだけ(笑)このころはまだ乗用車ナンバーのワンボックスはありませんでしたけれども、アトレーは商用タイプのハイゼットとはフロントマスクをガラッと変えて差別化をしています。フォグランプ内蔵のヘッドライトがなんとなくかっこいいですね。また、ヘッドライトの間も車名ロゴ入りのグレーのパーツを透明なプラスチックで覆ったモールでつながれていますけれども、この辺り、軽自動車では少し前のホンダザッツ、現在のタントやムーヴカスタム、ワゴンRスティングレーなどに続くデザインの走りなんじゃないかと思います。ほかにも、フロントウインドウの下をブラックアウトしてあり、窓が大きく見えるように工夫されています。
 ちなみに、このアトレーは 5MT のパートタイム 4WD でした。雪のある地方ですから、 FR ベースの軽ワンボックスの場合 4WD が必須です。ただ、このパートタイム 4WD はセンターデフなどのない直結四駆でしたから、切り替えるとまっすぐしか走れません(笑)まあ、全く無理かといえば、当たり前ですがそんなことはありませんけれども、元よりパワーステアリングすらついておりませんでしたので、曲がり角ではかなりの腕力を必要とします。ただ、この四駆の面白いところは、副変速機能にローギヤモードが装備されていて、どんな状況でも脱出できるところでしょうか。実際、かなり急こう配の登りの山道で、エンジンの出力的にはまったく無謀とも思えるところがあったんですけれども、一度だけこのローモードを使ったことがありました。いやもう、このときはそのまま後ずされりしてしまうような状況でしたから、この機能を思い出すまで冷や汗かいてましたけどねぇ。

ATRAY CRUISE 4WD のご紹介

 このアトレーの面白いところは、途中で軽自動車の規格変更があったあたりでしょうか。排気量が 550cc から 660cc 、全長が 3200mm から 3300mm へと拡大されました。もちろん、元々のボディが 3200mm で設計されておりますから、拡大分の 100mm はデザイン優先で使えたわけです。まあ、いまなら拡大を機にモデルチェンジなんて話になったんだと思いますけれども、当時はまだのんびりしていたんでしょうね。そんなわけで、ワンボックスタイプながらぐっと張り出したフロントバンパーやボンネット部など、ワンボックスでありながらいまどきの軽自動車にはないのびやかなデザインになっています。このモデルの初期型はあまりハイゼットと変わりなかったんですけど、規格変更によりぐっと差別化が図られました。
 あと、個人的にはこのツートンカラーがかなり気に入っていました。少し緑がかった水色のメタリックとシルバーのツートンで、サイドストライプやCROISEのロゴはツートン専用です。メーカーオプションですけど、営業さんにおまけしてもらいました。

ATRAY CRUISE 4WD のご紹介

 オプションといえば、この車にはたいしてつぎ込んではいないんですけれども、お子様が遊び疲れて寝てしまうことを考えてカーテンをつけておりました。両側スライドドアとクオーターウインドウ、リアウインドウと半周くるっと光を遮ることができました。またワンボックスタイプでしたから積載能力は非常に強力で、何処へ行くにもお布団やラジコン、バドミントンのラケット、赤ちゃん用具一式などを大量に詰め込んでおりましたけれども、座席には全く影響なし(笑)子供も小さかったので、眠くなったら座席をフラットにして寝かせながら運転することもありました。
 で、運転なんですけれども、座席サイズはそこそこで、股下 90cm の私では膝が多少浮いてしまいますけれども、なんとか乗れる程度は確保されておりました。ただ、ハンドルはかなり上向きのトラックっぽいポジションですし、背中はかなり直立姿勢になりますので慣れが必要でした。また、1度だけ長距離……といっても、たった往復 200km 程度なんですけれども、この時の疲労感はかなりのものでした。最終的には、子供たちの成長とともにあがる体重に耐えきれず、エンジンの出力不足が問題となり乗り換えることになりましたけれども、その時々と考えればとてもいい車だったように思います。

ダイハツ アトレー クルーズ ハイルーフ 4WD
全長×全幅×全高     3295×1395×1870mm
ホイールベース      1810mm
トレッド前/後      1210/1220mm
車両重量         870kg

エンジン型式       EF-ES型
最高出力         42ps(31kW)/5700rpm
最大トルク        5.6kg・m(54.9N・m)/4500rpm
種類           水冷直列3気筒OHC6バルブ
総排気量         659cc
燃料供給装置       可変ベンチュリーキャブレター
燃料タンク容量      35リットル

ステアリング形式     パワーアシストなしラック&ピニオン
サスペンション形式(前)  マクファーソン・ストラット式コイルスプリング
サスペンション形式(後)  リジットアクスル・リーフスプリング
ブレーキ形式(前)     ディスク
ブレーキ形式(後)     ドラム(リーディングトレーディング)
タイヤサイズ(前)     145R12-6PRLT
タイヤサイズ(後)     145R12-6PRLT
最小回転半径       3.7m

駆動方式         パートタイム 4WD
トランスミッション    5MT


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