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Outlook Express 6.0
で検証してみますた。

 Internet Explorer の URL が偽装できてしまうバグについて、ほいじゃらソーシャルで使われやすい Outlook Express ではどんな挙動を見せるのか調べてみました。試してみたのは私の環境( Windows 2000 Professional SP4 + Internet Explorer 6.0 SP1 )のみです。


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あとはぐぐってね。


TYPE1-4とTYPE2-4訂正 2003.12.19 18:20

HTML表示、スクリプトオフの場合

 以下の5つのパターンを作りまして、このページをOEのメールエディタの雛型として読み込んで、ひとつずつ動きをながめてみました。

1.アンカーで飛ばす基本形。
http://www.google.com/
中身:http://www.google.com@park14.wakwak.com/~swn/

2.アンカーで飛ばす基本形でステータスバーの@以下のURLを隠すタイプ。
http://www.google.com/
中身:http://www.google.com%00@park14.wakwak.com/~swn/

3.アンカーで飛ばす基本形でURLの末尾を/にしてさらに@以下のURLを隠すタイプ。
http://www.google.com/
中身:http://www.google.com%2f%00@park14.wakwak.com/~swn/

4.スクリプト付きでアンカーで飛ばす基本形でURLの末尾を/にしてさらに@以下のURLを隠すタイプ。
http://www.google.com/
中身:面倒だからソースを見てね。

5.スクリプトを使ってボタンで飛ばすタイプ。

中身:面倒だからソースを見てね。


TYPE1:HTML表示、スクリプトオンの場合

1.ステータスバーの表示:http://www.google.com @park14.wakwak.com/~swn/
クリック後のアドレスバーの表示:http://www.google.com
クリック後に表示されるページ:park14.wakwak.com/~swn/
OEのステータスバーによる確認で回避可能です。

2.ステータスバーの表示:http://www.google.com
クリック後のアドレスバーの表示:http://www.google.co.jp{/}<-補完されます。
クリック後に表示されるページ:www.google.co.jp
なぜか偽装URLであるはずのGoogleが表示されましたので偽装失敗ので偽装失敗。

3.ステータスバーの表示:http://www.google.com/
クリック後のアドレスバーの表示:http://www.google.co.jp{/}<-補完されます。
クリック後に表示されるページ:www.google.co.jp
なぜか偽装URLであるはずのGoogleが表示されましたので偽装失敗。

4.ステータスバーの表示:http://www.google.com/
クリック後のアドレスバーの表示:http://www.google.co.jp{/}<-補完されます。
クリック後に表示されるページ:park14.wakwak.com/~swn/
ダメ度高し。飛ばし先のURLに1.のタイプを用いているため、ページの表示後プロパティでの確認は可。

5.ステータスバーの表示:なし
クリック後のアドレスバーの表示:http://www.google.com
クリック後に表示されるページ:http://park14.wakwak.com/~swn/
ダメ度高し。飛ばし先のURLに1.のタイプを用いているため、ページの表示後プロパティでの確認は可。

TYPE2:HTML表示、スクリプトオフの場合

1.ステータスバーの表示:http://www.google.com @park14.wakwak.com/~swn/
クリック後のアドレスバーの表示:http://www.google.com
クリック後に表示されるページ:park14.wakwak.com/~swn/
OEのステータスバーによる確認で回避可能です。

2.ステータスバーの表示:http://www.google.com
クリック後のアドレスバーの表示:http://www.google.co.jp{/}<-補完されます。
クリック後に表示されるページ:www.google.co.jp
なぜか偽装URLであるはずのGoogleが表示されましたので偽装失敗。

3.ステータスバーの表示:http://www.google.com/
クリック後のアドレスバーの表示:http://www.google.co.jp{/}<-補完されます。
クリック後に表示されるページ:www.google.co.jp
なぜか偽装URLであるはずのGoogleが表示されましたので偽装失敗。

4.ステータスバーの表示:http://www.google.com/
クリック後のアドレスバーの表示:http://www.google.co.jp{/}<-補完されます。
クリック後に表示されるページ:park14.wakwak.com/~swn/
OEのステータスバーによる確認で回避可能です。

5.ステータスバーの表示:なし
クリック後のアドレスバーの表示:なし
クリック後に表示されるページ:なし
動作せず。

TYPE3:HTML非表示(テキストのみ)、スクリプトオフの場合

1.ステータスバーの表示:http://www.google.com/
クリック後のアドレスバーの表示:http://www.google.co.jp/
クリック後に表示されるページ:www.google.co.jp
テキストにするとアンカーエレメント内の文字列(つまり、URLとして書かれている文字列)がリンクとみなされるようです。

2.ステータスバーの表示:http://www.google.com/
クリック後のアドレスバーの表示:http://www.google.co.jp/
クリック後に表示されるページ:www.google.co.jp
テキストにするとアンカーエレメント内の文字列(つまり、URLとして書かれている文字列)がリンクとみなされるようです。

3.ステータスバーの表示:http://www.google.com/
クリック後のアドレスバーの表示:http://www.google.co.jp/
クリック後に表示されるページ:www.google.co.jp
テキストにするとアンカーエレメント内の文字列(つまり、URLとして書かれている文字列)がリンクとみなされるようです。

4.ステータスバーの表示:http://www.google.com/
クリック後のアドレスバーの表示:http://www.google.co.jp/
クリック後に表示されるページ:www.google.co.jp
テキストにするとアンカーエレメント内の文字列(つまり、URLとして書かれている文字列)がリンクとみなされるようです。

5.ステータスバーの表示:なし
クリック後のアドレスバーの表示:なし
クリック後に表示されるページ:なし
当然のことながらボタンは表示できません。


いまのところの見解

 OEの各設定状況に対して5つのパターンについて検証してみた結果、あたりまえですが表示をテキストにしてスクリプトオフ(セキュリティ設定を制限付きサイトゾーンのデフォルト値)が一番安全なようです。正直なところ、現時点ではすべてのリンクを疑う必要がありそうです。アカウントを利用する際は、細心の注意を払って実行しませう。また、冒頭のリンク先などよく読まれますと、複数の事例とともに、回避方法などへの言及もあります。それほど遠くなくパッチがでると思われますので、それまでがまんがまん。


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