父:お〜い、ひろし〜。パソコン買ってきてやったぞ。
ひ:わぁ〜い。これでおとうさんに邪魔されないでおもいっきりゲームができるね。
父:なにお〜!でも、これでおとうさんも、ひろしに邪魔されないでパソコンができるってもんさぁ。
ひ:じゃあさぁ〜、おとうさんのパソコンに入っているゲームをちょうだい。
父:ゲームばっかりしちゃだめだぞぉ〜!でもいっか。じゃ、ちょっと待ってろよ。え〜っと、あ!いっけねぇ〜。このあいだCDを整理していて、邪魔だから処分しちゃったぞぉ。ゲームの入ったCDなんかほとんどないぞ。
ひ:じゃあ、おとうさんのパソコンから持ってくればいいじゃん。
父:そ・・・そうだな。んじゃ、ちょっとみてみっか。え〜っと・・・ん?こりゃ随分とファイルのサイズが大きいなぁ。フロッピーで持ち運んだら、大変だぞ。お父さんのパソコンはMOがついているけどCD−Rとか無いし、ひろしのパソコンはMOついてないしなぁ・・・
よ:ぴろりろりぃ〜ん。
父・ひ:あれ?君は誰だい?
よ:私はネットワークの妖精。LANをつなげば、みんなのパソコンの中身を共有して使うことができますよ。例えば、おとうさんのパソコンに入っているゲームをひろし君のパソコンから立ち上げたり、もちろんコピーだって思いのまま。
父:え!そんな便利なことができるの?ようせいさんありがとう!
☆LANって何?☆ LAN とは、Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)のそれぞれの頭文字を取ったもので、通称「ラン」と呼ばれます。ローカルなエリアのネットワークですから、限られた地域(例えば家や事業所内など)のネットワークということになります。 |
父:というわけで、うちのパソコンもランでつないでみるぞ!
ひ:やったぁ〜!それじゃあぼくのパソコンでゲームができるようになるんだね。
父:お・・・おう!おとうさんがつないでやるぞ!まずは電気屋さんへゴーだ!
・・・
店:いらっしゃいませ。先日はパソコンをお買い上げ下さいましてありがとうございました。
父:おう!それで、なんかうちのガキのパソコンにゲームをコピーしてやりてぇ〜んだけど、ようせいさんに聞いたら、なんかランってのが必要らしいんだ。ランくれ。
店:よ・・・ようせいさんでございますか(^^;
ま、ともかく、LANでございますね。え〜っと、こちらがLAN製品フロアになっております。で、どのようなものをお探しでしょうか。
父:え?ランって、ひとつじゃないの?
店:え〜、用途に合わせていろいろな製品がご用意されております。最近ですと、100BASE-TXの製品が人気でございまして、価格もお手ごろになっております。
父:ひゃ・・・ひゃくべぇ〜すてぃ〜えっくすぅ?それってなに?
店:100BASE-TXは、LANの規格のひとつで、100Mbpsでデータを送受信することができる規格の製品です。
父:う〜ん、よくわからないなぁ・・・。百メガびぃ〜ぴぃ〜えすって何?
店:LANでは、パソコンのデータなどをビットと呼ばれる単位の電気信号で送るのですが、100Mbpsですと、1秒あたりに一億ビットのデータを送受信できるということになっております。そのほかにも10Mbpsの10BASE-Tなどがございます。この場合は、1秒間に一千万ビットのデータを送受信することができます。
父:う〜ん、わからないことだらけになってしまったけど、まあいっか。
店:まあ、今のパソコンでは、そんなに詳しくなくてもLANをつなぐくらいなら簡単ですから、まずは製品を見てみましょうか。
父:よしよし!じゃあ、どれにしようかな・・・。ん?なんかいっぱいあるなぁ。何を揃えれば良いのかな?
店:え〜、そうでございますねぇ〜。まずはパソコンが二台ですから、この10/100BASE-TX両用のLANアダプタとハブを一台、ケーブルを2本ご用意いただければよろしいかと思います。
父:???はぶ?はぶって何?
店:ハブでございますか。ハブは、LANアダプタから伸びてくるケーブルを束ねる装置でございます。
☆ハブって何?☆ 先ほどの紙コップによる糸電話をもう一度思い浮かべてみましょう。ここにさらにもうひとつの紙コップに糸をつないだものを先ほどの紙コップの間をつないでいる糸の真中に結びつけると、3人で糸電話を楽しむことができます。ハブとは、この結び目にあたるネットワーク用の装置で、集線装置とも呼ばれます。 |